□状態：PCGS-MS62（UNC-/未使用-）
このコインは1784年ブラジルのリオデジャネイロ(ミントマークR)で作られた6400レイス(KM-199.2)です。重さは14.4グラム、直径は32ミリほどですから、当時の中型のコインに属します。
肖像はポルトガルの女王マリア1世（在位1777-1816年）と、その夫で共同統治者でもあったペドロ3世（在位1777-1786年）です。
この銘柄（KM-199.2）はマリア1世が王位に就いた1777年に始まって、夫のペドロ3世が亡くなった1786年まで発行されました。毎年の発行枚数は28万枚程度から40万枚ほどです。
Standard Catalog of World Coins 7th Editionによれば、本年銘の価格ガイダンスはMS60で1400ドル、それを超える状態の価格は未記載です。上記のように1786年にペドロ3世が亡くなるため、同年1786年からはマリア1世が単独で描かれた6400レイスに代わります。
さてこのコインについてです。
ブラジルの6400レイスを買い付ける際、店主はできるだけ輝きのきれいなコインを選びますが、本貨もきれいに輝いています。光沢感がわかるように角度を変えて撮影しましたのでご覧ください。加えて本貨はオモテ／ウラともスレやキズはほとんどありませんし、この銘柄にありがちなアジャストメントマークもありません。摩耗も少なくPCGS社の評価MS62通りの高状態です。
なお本貨1784年銘RミントはPCGS社によって6枚が鑑定されていますが、内訳は以下の通りです。
MS62：1枚 ←ココです（単独最高鑑定）
AU58：4枚
AU55：1枚
（数字なしのDetails鑑定を除く）
なおNGC社のほうは本年銘（1784年R）31枚鑑定していますが、内訳は以下の通りです。
MS62：3枚
MS61：3枚
MS60：1枚
AU58：8枚
AU55以下：16枚（11枚の数字なしのDetails鑑定を含む）
したがって本貨MS62は、1784年Rの中で最高鑑定ということになります。
ブラジルの金貨は割安感が強かったのですが、徐々にではありますがここ数年で上がりしてきました。本貨は状態が良いので期待できると思います。
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■サイズ：直径32ミリ、重さ約14.4グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるPCGSの鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
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■お支払いについて：本商品は銀行振り込みでお受けしております。
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