ドイツ、ミュンスター1648年「都市景観」1.25シャウ・ターレル貨-オンラインショップ「ときいろ」

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ドイツ、ミュンスター1648年「都市景観」1.25シャウ・ターレル貨

ドイツ、ミュンスター1648年「都市景観」1.25シャウ・ターレル貨

製造元
商品コード	490-1

280,000 円（税込）

SOLD OUT

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□状態：NGC-AU58（EF+/極美+）

この銘柄は1648年にドイツのミュンスターで発行されたシャウ・ターレル銀貨（Schautaler）です。シャウ・ターレルは、マキシミリアン1世時代（1493-1519年）に発行が始まり（注）、自らの権威の発揚や贈呈を目的に、歴代の神聖ローマ皇帝や大公によって発行されました。本来は贈呈用ではありましたが、ターレルと同じ重量を持っていたため、実際には貨幣としても使われていました。このようなことからシャウ・ターレルは、贈呈用メダルと貨幣の中間的な性格に位置づけられています。

注）マキシミリアン１世時代にはシャウ・ターレルという名称はなく、当時発行されていた大型銀貨グルディナーの名称をとり、シャウ・グルディナーと呼ばれました。なおここまでは平木啓一著「新・世界貨幣大辞典/PHP出版」を参考に書きました。

シャウ・ターレルは1ターレルの規格で作られたものが大半ですが、稀に本貨のように1ターレルを超える重量で作られた大型シャウ・ターレルも残されています。本貨は1.25ターレルサイズで40.68グラム、直径は5.3センチあります。上記のようにシャウ・ターレルは皇帝や大公などが自らの権威を高めるために発行されたものが多いですが、本貨は1648年にウエストファリア条約の締結を記念して発行されました。ヨーロッパでは新教国と旧教国の対立から、30年にも及ぶ戦乱の時代（「30年戦争」）が続きましたが、ウエストファリア条約によってようやくこの戦争が終結しました。コインのオモテには、会議が開かれたミュンスターの都市景観を背景にしながら、その上空には二人のエンジェルが飛んでいます。ウラは富の象徴である2つのコルルピアが描かれており、その前面には握手する手がありますが、これは30年戦争を戦った旧教（カトリック）と新教（プロテスタント）による和解の象徴です。1.25ターレルサイズならでは芸術的なデザインです。

さてこのコインです。
ご覧のようにウラ/オモテとも流通による摩耗が見られます。上記のようにシャウ・ターレルは贈呈品とコインの性格を併せ持っていましたが、シャウ・ターレルの多くは流通による摩耗が見られます。このことからもシャウ・ターレルが貨幣としての性格を併せ持っていたことがわかります。上記のように本貨はある程度の流通痕が見えるものの、素材としての銀が持つ自然な風合いや輝きをとどめており、人手が加わった痕跡も見られず好感がもてる良いコインです。

なおNGCよる本銘柄を6枚鑑定していますが、内訳は以下の通りです。

MS62：1枚
AU58：1枚　　←コレです（準最高鑑定）
AU55：1枚
AU50：1枚
XF45：1枚
数字なしDetail鑑定：1枚

なお、シャウ・ターレルは発行数が少なく市場にはめったに出てきませんが、本貨（KM-49）のクラウスによる価格ガイダンスはXF40で1,500ドル、VF20が1,050ドルとなっています。

本貨はNGC社の大型ケース（通称「ゲタ」）に入っていますので、その点ご注意ください、ケースのサイズは165ミリ×123ミリです。

■最寄りの郵便局に「局留め」で発送できます。ご希望の際は、ご注文画面の「お届け先の入力」欄に、留め置きを希望される郵便局の情報をご入力ください。郵便局で受け取る際は、荷物の追跡番号と、ご本人だと証明できるもの（住所などが記載されているもの）が必要になります。
■サイズ：直径53ミリ、重さ約40.68グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社のNGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。

■ゆうパック、もしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて：本商品は銀行振り込みでお受けしております。

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