□状態：NGC-MS65（FDC/完全未使用）
本貨はビクトリア女王時代の1893年に発行されたクラウン銀貨です。ビクトリア時代に４種類のクラウンが発行されました。一つ目は若かったころのビクトリア（「ヤングビクトリア」）が描かれたもので1839-1847年、二代目は「ゴッシッククラウン」と呼ばれるクラウンでプルーフだけ、三代目は「ジュビリーヘッド」とよばれ1887-1892年に発行されました。そして四代目が「オールドヘッド」とよばれる本銘柄で、1893-1900年に発行されています。なお「オールドヘッド」の発行枚数は以下の通りです。
・1893年：49.8万枚 ←コレです、初年号
・1894年：14.5万枚
・1895年：25.3万枚
・1896年：31.8万枚
・1897年：26.2万枚
・1898年：16.1万枚
・1900年：35.3万枚
「ジュビリーヘッド」と本銘柄「オールドヘッド」はよく比べられますが、発行枚数は前者が約410万枚に対し、後者は215万枚以上発行されています。市場の評価もオールドヘッドのほうがやや高く、Standard Catalog of World Coins 9th editionのカタログ価格は本貨（オールドヘッドの1893年銘）がMS63で550ドル、これに対しジュビリーヘッドの初年号（1887年銘）はMS63が320ドルです。
さてこのコインについてです。
ご覧のようにオモテ／ウラともシャンパンカラーのきれいなトーンが乗っており、オモテはそのシャンパン系から中央部分にかけて少しずつ淡いブルー系トーンに変わっていきます。ウラのトーンもきれいで、全体的にシャンパン系をベースにしながら、中央部はゴールドからオレンジ系のトーンです。さらに周辺部分には薄いブルーに輝く部分もあります。状態も素晴らしく、摩耗やキズ、スレなどほとんど見えません、一点だけご注意いただきたいのは、ウラの3時あたりにみられるフチのアタリと、その内側に見られる小さなキズです、ただいずれもホンのわずかなもので大きな欠点ではありません。この点を加味しても、本貨以上の状態の個体を見つけるのは難しいでしょう。
なおNGC社は本年銘を411枚鑑定していますが、内訳は以下の通りです。
MS66：1枚
MS65+：1枚
MS65：11枚 ←ココです（上位3.2％以内に入ります）
MS64：40枚
MS63：69枚
MS62：60枚
MS61：25枚
MS60以下：204枚（107枚の数字なしDetail鑑定を含む）
トーンもきれいですし、状態もかなりの高鑑定です。イギリスコインのお好きな方いかがでしょうか？収集品としてもいいですし、資産性もあると思います。
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■サイズ：直径38.61ミリ、重さ約28.27グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパック、もしくはクロネコヤマト便でお届けします。
■お支払いについて：本商品は銀行振り込みか、クレジットカード決済でお受けしております。
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