状態:PCGS-MS62(UNC−/未流通−)
本貨は江戸時代末期の文久3年(1863年)に、秋田藩で発行された四匁六分銀判(よんもんめ、ろくぶぎんばん)です。江戸末期は幕府による貨幣の発行量が減っており、各藩に対してこのような地方貨幣の発行を認めていました。秋田藩ではこの銘柄以外にも九匁二分、一匁一分五厘の3種の銀判が発行されています。重さは17グラム強(銀の品位は約97%)、直径は6センチほどある大型のコインです。
なおこの銘柄は秋田及び周辺地域で一両として流通していました。秋田藩がこのような大型銀貨を流通させることができたのは、当時の秋田藩領内で優良な銀の鉱山があったからだそうです。オモテ面中央には額面「四匁六分」の文字と、その右わきに「改」の文字、フチ4か所には篆書体(てんしょたい)で「裕」の文字が打たれています。
ご参考までに以下はPCGS社による本銘柄の鑑定内訳です。
MS64:1枚
MS63:4枚
MS62:53枚 ←ココです(上位23%以内)
MS61:47枚
MS60:0枚
AU58:76枚
AU55:49枚
AU53以下:23枚(数字なしDetail鑑定を除く)
さてこのコインについてです。
この銘柄の平均的な状態はAU58あたりですから、本貨MS62はかなりの高鑑定です。オモテ/ウラともトーンはほとんど乗っておらず、できあがったばかりの輝きをとどめています。キズや歪み、スレなども見当たりませんし、洗浄された痕跡もありません。最近になって徐々にPCGS社によって鑑定された古金銀が増えてきましたが、全体を見るとまだ少数派です。この銘柄に関しても同様で、国内外のオークションで鑑定済みコインはめったに出てきません。PCGS社に鑑定を依頼したことがある方ならご存じだと思いますが、日本から同社に鑑定を出しても戻ってくるまで8か月から12か月ほどもかかってしまいます、その観点で本貨のような鑑定済みコインは希少性があります。日本の近代金貨がそうだったように、日本国内でも今後徐々に鑑定済の古金銀(主に江戸期に発行された金貨・銀貨)が主流になってゆくのではないでしょうか。
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■サイズ:直径約63ミリ×37ミリ、重さ17.25グラム(銀の品位は約97%)
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるPCGS社の鑑定済みケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
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