状態:NGC-MS63(FDC/未流通)
このコインはフランスのポー(Paw)で1763年に発行された2ルイドール金貨です。この銘柄はフランスのさまざまな鋳造所で発行されていますが、本貨は牛(Cow)のミントマーク(Paw鋳造所/KM-522)、オモテはフランスのルイ15世(在位1710〜1774年)でウラにはフランスの紋章が描かれています。上記のようにルイ15世時代には様々な鋳造所でこの2ルイドールが発行されていますが、治世の前半あたり1724年までは幼年像から若年像、1742年からこのデザインに変わります。多くの鋳造所で発行されていたため、各鋳造所ごとの残存数はわずかなようで、特に本貨のようにMS63と鑑定される高評価コインはめってに市場に出てきません。
NGC社によって本年銘(KM-522/Pawミント)1763年銘は3枚のみで、内訳はMS63(本貨)1枚、MS62が2枚です。なおルイ15世時代を通してみれば、合計1357枚の2ルイドールが発行されていますが、最高鑑定はMS66で1枚、以下MS65が3枚、MS64が28枚、MS63が50枚と続きます。したがって本貨MS63は上位6%以内ということになります。
さてこのコインについてです。
この時代のフランスコインは、金貨・銀貨にかかわらずアジャストメントマーク(注)が目立つものが多いですが、本貨にはそれが見えません。
注)アジャストメントマークは出来上がったコインの重さを調整するために、コインの表面を削ることによってできたキズです。完成前にできたキズという解釈がとられ、コインの価値を大きく下げるものではありませんが、それでもないに越したことはありません。
特にウラ面は打刻が均一でオリジナルの輝きを十分にとどめています。ウラ/オモテともめだったキズや使用痕、変色なども見当たりません、手が加わっか痕跡もなく素晴らしい状態です。
フランスではナポレオンが100フラン金貨を発行するまで、1オンスサイズの大型金貨は発行されませんでした(注)。本貨2ルイドールは重さ16.3グラム、直径28ミリの中型金貨に属しますが、上記の様に当時のフランスでは最大の金貨です。
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■サイズ:直径約28ミリ、重さ16.3グラム(金品位0.917%)
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定済みケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
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