状態:NGC-AU53(EF−/極美状態−)
本貨はスペイン植民地時代、1758年にペルーのリマで発行された8エスクード金貨(KM-59.2)です。オモテ面にはスペイン王フェルディナンド6世が描かれています。スペイン植民地の8エスクードはカルロス3世以降は大量に出てきますが、本銘柄を含むフェルディナンド6世以前の銘柄は希少です。市場価格もカルロス3世以降に比べて随分と高く、本銘柄(KM-59.2)のStandard Catalog of World Coins 7th Edition の価格は以下の通りです。
・フェルディナンド6世(KM-59.2)⇒XF40が3,650ドル(それ以上は表記なし)
これに対し、カルロス3世、4世の8エスクードの価格ガイダンスは以下の通りです。
・カルロス3世(KM-82)⇒XF40が1,900ドル前後(年号により多少ぶれます)
・カルロス4世(KM-92)⇒XF40が1,850ドル前後(同上)
このことからも本銘柄の希少性がわかります。
注)上記価格は足元の金価格の上昇によって過去のものになってしまいましたが、傾向だけはつかめます。
なおフェルディナンド6世の8エスクードはチリ、メキシコ、コロンビアなどほかの南米植民地でも発行されていますが、クラウスのカタログ評価は以下の通りです。
・メキシコ(KM-151)⇒7,200ドル
・コロンビア(KM-32/38)⇒2,500〜7,000ドル
・チリ(KM-3/12/20)⇒2,400〜8,500ドル
注)コロンビアは1756年銘など一部の年銘に高価なものがありますし、チリのフェルディナンド6世にも、1759年銘など一部の年号に高価なものがあります。なおグアテマラのフェルディナンド6世は別格の激レアです。
さてこのコインについてです。
オモテ/ウラとも使用による摩耗は進んでいますが、スレ、キズ、アタリ、変色など大きな欠点は見られませんし、洗浄などで人の手が加わった痕跡もみえません。なおオモテ面の2時当たりのフチにアタリがありますが、ホンのわずかなもので価値を大きく下げるものではありません(5番目の写真でご確認ください)。
ウラ/オモテとも輝きは十分残っていますし、大きな欠点のない好感が持てるコインです。
なおNGC社は本年銘(1758年銘)を32枚しか鑑定しておらず内訳は以下の通りです。
MS63:2枚
MS61:3枚
AU58:7枚
AU55:1枚
AU53:4枚 ←ココです
AU50:1枚
XF45:1枚
Details評価:13枚
上記の様にこの銘柄は残存数が少なく、なおかつ状態の良い個体は稀です。本貨はNGC社の評価でAU53ではありますが、この銘柄にしては十分な高状態で、この価格ならお買い得だと思います。
ここ数年で中南米の大型金貨は見直されてきましたが、それでもまだ評価不足だと店主は思います。
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■サイズ:直径約37ミリ、重さ約27.07グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定済みケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
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