状態:PCGS-MS65(FDC/完全未流通)
アメリカで1907年から1933年まで発行された20ドル金貨です。デザイナーの名にちなみ、このコインは「セントゴーデンス」と呼ばれています。この銘柄はフィラデルフィア(ミントマークなし)、デンバー(ミントマークD)、サンフランシスコ(同S)の3か所で作られましたが、本銘柄1907年年銘はミントマークなしのフィラデルフィア鋳のみです。
セントゴーデンスの20ドルは毎年数多く発行されており、たとえば1908年銘は約427万枚、1924年銘は432万枚、1928年銘は880万枚ほど発行されていますが、初年号の1907年銘は約36万枚しか発行されていません。また1907年にはほぼ同じデザインでありながら、立体的に作られたハイレリーフ貨も発行されていますが「あまりに立体的に成形されていたため実用に向かない」との理由から、わずか1.2万枚のみ発行され、それ以降は通常成形の本銘柄にデザインがマイナーチェンジされました。さらに1908年以降はウラ面のワシの下部分にIN GOD WE TRUST(神の恩寵を我々は信じる)というモットーが描かれるようになりました(=With Motto)。本銘柄1907年銘のみは、ワシの下にIN GOD WE TRUSTの刻印が無いNO Mottoです。
上記のようにこのコインの1907年銘は約36万枚しか発行されていない希少年銘で、PCGS社の鑑定分布をみても1.8万枚ほどしか鑑定されていません、内訳は以下ご参照ください。
ご覧のように本貨MS65は1.8万枚中、上位3,139枚(上位約17%)以内に入ります、この年銘は滅多に市場に出てきませんが、その中でもかなりの高鑑定です。
MS68:1枚
MS67:16枚
MS66:493枚
MS65:2,629枚←ココです(上位17%以内)
MS64:5,685枚
MS63:5,361枚
MS62以下:4,442枚(ただし数字なしDetails鑑定を除く)
さてこのコインについてです。
ご覧のように輝きが素晴らしく、120年以上も前に作られたコインとは思えません。この銘柄はオモテの女神さまの出っ張った部分、とくに顔や脚などにキズが付きやすいのですが、本貨にはほとんど見られません。またオモテ/ウラともフィールド部分もスレやキズがほとんど見られず、PCGSの評価MS65通りのきれいなコインです。
PCGS社のPrice Guide Valueによりますと、本年銘PCGS-MS65の価格評価は6,750ドル(2025年6月2日現在)です。現在の為替レート(1ドル=143円)で計算すると、税込み106万円ほどになります。
なお本銘柄には約30グラムの金が含まれています。メイプルリーフ金貨(約31.1グラム)の店頭売価は足元で55.7万円(2025年6月2日時点)ほどです、したがって、この56万円あたりがセントゴーデンスの最低価格になり、これに状態や年号による希少価値が乗っかる計算です。上記のように1907年銘は市場に滅多に出てきません、店主も国内オークションで見た記憶がありません。
アメリカの金貨は1990年に大相場がありましたが、その後急速に値を下げ長い眠りについてしまいましたが、PCGS社が集計するアメリカの一般金貨指数/Generic Gold Coin Indexを見ると、2020年の安値17,000から値を上げはじめ、足元では安値の2倍の約34,000になっています。
セントゴーデンス20ドルは数多く残っていますが、本貨のように希少年号は、今後さらに資産価値が高まると店主は思います。なおアメリカコインの評価についてですが、NGC社のケース入りコインより、PCGS社鑑定コインのほうが高値を付ける傾向にあります。
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■サイズ:直径34ミリ、重さ約33.4グラム(金純度90%)
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるPCGS社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
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