状態:NGC-MS65(FDC/完全未流通)
このコインはネパールのトリブハン王(Tribhuvan Bir Bikram:在位1911年-1955年)統治下で、1926年に発行された1トラ(1アシュラフィ)金貨です。
この銘柄(KM-703.1)は1912年から1946年まで発行されていますが、NGC社はこの年銘(1926年銘)を本貨含め4枚しか鑑定していません。この銘柄の発行数は不明ですが、当時のネパールの経済規模から考えて、発行数はかなり少なかったのではないでしょうか。なお本年銘(1926年)のNGCによる鑑定内訳は以下の通りです。
MS65:2枚 ←ココです(年銘最高)
MS63:1枚
MS62:1枚
NGC社は1912年銘から1946年銘まで合わせても55枚しか鑑定していません、この鑑定数の少なさからも発行総数の少なさが伺えます。
ご参考までに以下は、NGC社による本銘柄(KM-703.1/1912-1946年)すべての年号55枚の鑑定内訳です。
MS67:2枚
MS66:10枚
MS65:7枚 ←ココです
MS64:9枚
MS63:10枚
MS62:6枚
MS61以下:11枚(数字なしDetail鑑定8枚を含む)
さてこのコインについてです。
写真のようにオモテ/ウラとも摩耗はほとんどありません、なにより輝きの美しいコインで100年も前に発行されたコインだとは思えません。フィールド部分にほんのわずかなバッグマーク(注)はみえますが、それもごくわずかなものです。流通痕が全く見られないことから、おそらく発行されたままの状態で保管されてきたものだと思います。
注)バッグマーク:作られたコインは輸送などのために袋に詰められます、バッグマークは袋の中などでコイン同士がぶつかり合ってできるキズです、ないに越したことはありませんが大きな欠点とはみられていません。
本貨を含むアジアのコインは近年値を上げてきました。同時代にお隣のチベットで発行された20スラン金貨(ライオン君)ならMS63クラスで300万円を超えます。本銘柄はデザインが地味ですが、将来期待が持てると思います。
なお「ときいろ」では昨年末(2024年末)この銘柄のNGC-MS66を58万円で販売させていただきました。なおこの銘柄が国内オークションに出てくることは稀ですが、昨年(2024年)1月のオークションワールドにNGC-MS61が出品され、手数料込み24.4万円で落札されています。
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■サイズ:直径26ミリ、重さ約11.7グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社NGC社の鑑定ずみケースに入っており、真贋は同社によって保証されておりますのでご安心ください。
■ゆうパック、もしくはクロネコヤマト便でお届けします。
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