□状態:NGC-PF68 CAMEO(FDC+)
このコインはオランダ領東インドで1945年に発行された2.5セントの金打ちのプルーフ貨で、とてもレアなコインです。
正式なコインは銅で造られた2.5セントですが、本貨はこの「正式コイン」の成功を記念して1945年以降にオランダで造られたと考えられます。本貨の素材は金ですが、このようにもともとのコインがあり、その素材だけを変えて打たれたコインをオフ・メタル(Off-Metal)と呼びます。なお「写真5」をご覧いただけるとお分かりのように、本貨にはシリアルナンバーとして“143”の数字が打たれています。総発行枚数は不明ですが、大変希少なコインであることは間違いありません。NGCによる鑑定総数は14枚のみです。
さてこのコインですが、PF68の数字が示すように流通痕はなく、NGC社のラベルでは本貨の評価はPF68 CAMEOとなっています。CAMEOは表面に曇りやヘアラインがほとんどない、カメオ状の美しいプルーフ貨に与えられるプラスの評価です。
なおNGC社の本貨の鑑定分布は以下の通りです。
PF68: 3枚 ←ココです
PF67: 3枚
PF66: 4枚
PF65: 3枚
PF63: 1枚
(鑑定総数14枚、2022年1月現座)
ご参考までに、昨年(2021年)6月にヨーロッパで開かれたオークションで、同銘柄のNGC-PF66 CAMEOが2200ユーロ(落札者の総支払額は約38万円)で落札されています。 また「ときいろ」でも昨年8月に同銘柄のNGC-PF67 CAMEOを418,000円でお売りしました。あれから5か月しかたっていませんが、この時代のアジアのコインは急速に水準訂正されつつあり、弊社の入手価格も随分上がりました。本貨はNGC社の最高鑑定であることも勘案し、この価格を設定させていただきました。おそらく今後もPF68 CAMEOを上回る鑑定は出てこないと思います。値は張りますがその価値があるコインです。
■サイズ:直径約30ミリ、重さ約11グラム
■本貨は、アメリカの大手鑑定会社であるNGC社の鑑定済みケースに入っています。真贋は同社によって保証されていますのでご安心ください。
■ゆうパック「セキュリティ」にてお届けします。
■お支払いについて:本商品は銀行振り込みでお受けしております。
【お願い】掲載している写真のコピー・転用は固くお断りします。